愛犬が元気がない、毛が抜ける、体重が減ってきた…そんな変化に気づいたら、それは「クッシング症候群」という病気のサインかもしれません。今回は、犬のクッシング症候群の症状、原因、治療法、予防方法について分かりやすく解説します。愛犬の健康を守るために、ぜひチェックしてみてくださいね！
🐕 クッシング症候群の主な症状とは？
クッシング症候群になると、さまざまな症状が現れます。気になる変化があれば、早めに動物病院で相談しましょう。
✅ 主な症状
- 多飲多尿：水をたくさん飲み、おしっこの量が増えます。
- 体重減少：食欲が増すのに、体重が減っていきます。
- 毛が抜ける：毛が薄くなり、左右対称に抜けることが多いです。
- お腹の膨張：お腹が膨れた感じになります。
- 元気がなくなる：以前よりも疲れやすく、運動やジャンプを避けることが増えます。
⚠️ 他にもこんな症状が
- 皮膚が薄くなったり、黒ずんだり、脂っぽくなることがあります。
- 発情が止まることもあります（避妊していない場合）。
- 免疫力が低下し、皮膚炎や膀胱炎などの感染症にかかりやすくなります。
病気が進行すると、どんどん元気がなくなり、寝てばかりいるようになることもあります。糖尿病を併発することもあるので、放置せず早期に治療を始めることが大切です。
🧬 クッシング症候群の原因とは？
クッシング症候群の主な原因は、副腎皮質ホルモンであるコルチゾールの過剰分泌です。この過剰分泌がさまざまな症状を引き起こします。
✅ 原因
- 脳下垂体の異常：脳下垂体に腫瘍や過形成ができ、コルチゾールが過剰に分泌されます。
- 副腎に腫瘍ができる：副腎自体に腫瘍ができることで、コルチゾールの分泌が過剰になります。
- 医原性クッシング症候群：アトピー性皮膚炎の治療などで長期間ステロイドを使用し、突然薬を中止したことが原因で発症することがあります。
💊 クッシング症候群の治療方法
クッシング症候群の治療は、薬物治療が中心ですが、場合によっては手術や放射線治療が必要になることもあります。
✅ 薬物治療
多くの犬では薬物治療で症状をコントロールできます。コルチゾールの分泌を抑える薬を使うことで、病気の進行を遅らせることができます。
⚠️ 手術や放射線治療
腫瘍が原因でクッシング症候群を引き起こしている場合は、手術で腫瘍を取り除いたり、放射線治療を行うことがあります。
🏥 クッシング症候群の予防方法
クッシング症候群の予防方法はありませんが、早期発見・早期治療が重要です。気になる症状が現れた場合は、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
✅ 早期発見と治療
- 愛犬に変化が見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。
- ステロイド剤を使用している場合は、自己判断で薬を止めず、必ず獣医師に相談しましょう。
🐕 まとめ
クッシング症候群は、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることで起こります。早期に気づき、適切な治療を行うことで愛犬の生活の質を保つことができます。症状に気づいたら、迷わず動物病院に相談して、健康を守りましょう！
さらに参照してください：犬の甲状腺機能低下症とは？症状・原因・治療法を解説！
