犬の体や口の中に、赤く硬いしこりやただれができていたら、それは扁平上皮がんという悪性腫瘍の可能性があります。
一見すると皮膚病や傷に見えることも多いため、見逃しやすいこの病気。
今回は、犬の扁平上皮がんについて、症状・原因・治療法から予防のポイントまで、わかりやすく解説します。
🧠 扁平上皮がんってどんな病気?
扁平上皮がん(へんぺいじょうひがん)は、皮膚や粘膜にできるがんの一種です。
次のような部位にできることがあります:
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🐾 爪の周囲や足、腹部などの皮膚
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👄 口の中(舌、歯ぐきなど)
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💧 膀胱や気管支、鼻腔などの粘膜
特にカリフラワーのような形のしこりや、赤く硬いできものとして現れることが多く、潰瘍やただれを伴うケースも。傷や炎症と間違われることも多いので注意が必要です⚠️
🐶 よくある症状とは?
扁平上皮がんの主な症状はこちら👇
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👄 口の中にしこりや潰瘍ができて、出血や口臭が出る
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🐾 皮膚がただれたり、潰瘍ができる
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🩹 毛が抜けたり、皮膚が赤く荒れる
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🍽 食欲が落ちたり、痛がって食べたがらない
また、粘膜(口の中や膀胱など)にできた場合は進行が早く、リンパ節への転移もしやすいのが特徴です。
⚠️ 命の危険性は?
扁平上皮がんは、進行の速さやできた場所によって重症度が大きく異なります。
早期発見できれば治療の選択肢も広がりますが、放置すると転移が起こることも。命に関わる可能性もあるため、油断せず注意深く観察しましょう。
🧬 原因はなに?
残念ながら、扁平上皮がんのはっきりとした原因は分かっていません。
ただし、紫外線の影響や慢性的な炎症、年齢的な要因などが関係しているのではないかと考えられています。
🏥 治療法は?
基本の治療法は外科手術による切除です。
🛠 治療の選択肢:
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✂️ 手術:がんがある部分とその周辺組織を広めに切除します
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🔬 放射線治療:切除が難しい部位に有効なことも
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💊 化学療法(抗がん剤):転移がある場合や、他の治療と併用するケースも
症状の進行度や犬の体調によって治療法が変わるため、獣医師とよく相談して最適な治療を選ぶことが大切です。
🛡️ 予防と早期発見のポイント
扁平上皮がんを完全に防ぐことは難しいですが、早期発見がもっとも重要なカギです🔍
✅ 飼い主さんができること:
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🐕 毎日スキンシップを取りながら、体をチェック
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👀 口の中や指の間など、見落としがちな部分も確認
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🏥 少しでも「いつもと違う」と感じたら、すぐに動物病院へ!
特に高齢の犬や、皮膚が白く日焼けしやすい犬種(ダルメシアン、ブルテリアなど)は要注意です☀️
📝 まとめ
扁平上皮がんは、見た目が皮膚病に似ているため発見が遅れやすいがんです。
でも、早く気づいて治療すれば回復のチャンスも十分にあります!
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