犬の皮膚にポツポツと赤い発疹や丸い脱毛ができていたら、それは「皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)」かもしれません。
実はこれ、人にも感染することがあるカビによる病気なんです⚠️
今回は、そんな皮膚糸状菌症の症状から原因、治療法、そして予防のポイントまで、飼い主さんに分かりやすく解説します!
🔍 皮膚糸状菌症ってどんな病気?
皮膚糸状菌症は、小胞子菌(しょうほうしきん)などの「真菌(しんきん)」=カビが原因で起こる皮膚の感染症です。
この病気は 人にも感染するズーノーシス(人獣共通感染症) なので、飼い主さんにも注意が必要です。
🐾 主な症状と見た目
以下のような症状が出ていたら要注意です!
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顔まわり、耳、脚などに 円形の脱毛 ができる
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脱毛部分に 赤い発疹(丘疹) がある
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周囲に フケやかさぶた がつく
📌 症状は一見治ったように見えても、菌がまだ体に残っていることも。そのままにしておくと 他の犬や人にうつる可能性 があります。
⚠️ 命の危険性は低いけれど…
皮膚糸状菌症は基本的に命に関わる病気ではありませんが、放置すると広がる恐れがあります。特に免疫力の弱い犬や子犬は重症化することもあるため、早めの対応が大切です。
🦠 原因は「真菌(カビ)」の感染
皮膚糸状菌症は、カビの一種である真菌が 皮膚の表面や毛、爪の根元に寄生 して炎症を起こすことで発症します。
特にこんな犬がなりやすい傾向があります:
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子犬や高齢犬
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他の病気で免疫力が下がっている犬
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栄養状態が悪い、またはストレスが多い環境にいる犬
💊 治療方法は?
治療には以下の方法が使われます:
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✅ 抗真菌薬の塗り薬:症状が軽い場合に使用されます
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✅ 内服薬(飲み薬):全身に広がっている場合に処方されます
獣医師の診断を受け、症状に合った治療をきちんと続けることが大切です。
🛡️ 予防のポイント
皮膚糸状菌症は、早期発見・早期治療 がカギ!
次のことに気をつけましょう👇
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🧼 清潔な環境づくり:寝床やケージをこまめに掃除・消毒する
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👀 日頃のチェック:脱毛やフケ、かさぶたがないかこまめに確認
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🐶 異変に気づいたらすぐ病院へ:早い診断が感染拡大を防ぎます
また、人にも感染するリスクがあるため、症状のある犬に触れたあとは、しっかり手を洗うようにしましょう🧴
📝 まとめ
皮膚糸状菌症は、命にかかわる病気ではないものの、感染力があり人にも広がる可能性がある皮膚病です。
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