🐶 「愛犬が元気をなくしている…」「最近、外でよく草むらに入っているけど、大丈夫かな?」
そんな時は、バベシア症かもしれません。バベシア症はマダニが原因となる怖い病気で、早期の対処が大切です。今回は、犬のバベシア症の症状や治療法、予防方法についてわかりやすく解説します!
🐾 バベシア症とは?
バベシア症は、バベシアという原虫が犬の体内に入って発症する病気です。この原虫は、マダニの吸血によって犬に感染し、主に赤血球に寄生して重い貧血を引き起こします。
発症すると命に関わることもあるので、早期に気づいて適切な処置を取ることが重要です。
⚠️ バベシア症の主な症状
バベシア症にかかると、次のような症状が見られます:
- 40℃を超える高熱🌡️
熱が出ることで、体調がかなり悪くなります。 - 重い貧血の症状🩸
息が浅く速くなったり、運動後にすぐ疲れたり、舌や口の中が青白くなったりします。 - 元気がない・食欲がない🍽️
食べたがらない、遊ばなくなるなど、元気をなくすことがあります。 - 血尿が出る💧
尿に血が混じることがあります。
これらの症状が続く場合、急いで獣医師に相談しましょう。放置すると、肝臓や腎臓の機能障害を引き起こし、命に関わることもあります。
🦠 バベシア症の原因
バベシア症は、マダニが媒介するバベシアという原虫が原因です。
マダニに吸血されると、マダニの唾液と一緒にバベシアが犬の体内に侵入し、赤血球に寄生します。
バベシアは赤血球内で分裂・増殖し、どんどん赤血球を壊していきます。
感染は主に西日本の山野に生息するマダニが原因となりますが、近年では感染地域が東へ広がりつつあります。
他にも、マダニが媒介するQ熱やライム病などの病気にも注意が必要です。
💉 バベシア症の治療方法
バベシア症の治療は、バベシアの増殖を抑えることが目標となります。
しかし、バベシアを完全に除去する薬は現在なく、治療には抗菌剤や抗生物質が使われます。
これらの薬でバベシアの増殖を抑え、犬の体力回復を待つことになります。
回復したように見えても、体内に無症状キャリアとして原虫が残ることがあります。免疫力が低下すると再発することもあるため、注意が必要です。
🛡️ バベシア症の予防方法
バベシア症の予防には、マダニの感染を防ぐことが最も大切です。以下の対策を行いましょう:
✅ マダニ駆除薬を使う💊
マダニが多い地域に出かける前には、マダニ駆除薬を愛犬に投与しましょう。また、春から秋にかけては定期的に駆除薬を使うことが予防に効果的です。
✅ マダニが多い場所を避ける🚶♂️
マダニが多く生息する山野や河川敷などの場所へのお散歩は、できるだけ避けるか、十分な対策をしてから行きましょう。
✅ マダニを見つけたら無理に引きはがさない⚠️
もしマダニを見つけた場合、無理に引きはがさず、動物病院で適切に処置してもらいましょう。引きはがすと、バベシアが注入される危険があります。
📝 まとめ
バベシア症は、マダニが媒介する感染症で、重篤な症状を引き起こすこともありますが、早期発見と予防で予防できます。
定期的にマダニ駆除薬を使い、愛犬の健康を守ることが大切です。
万が一、愛犬がバベシア症の症状を示した場合は、早急に獣医師に相談しましょう🐕💖
愛犬との楽しい時間を守るためにも、日々の予防と観察をしっかり行いましょう!
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