
犬の心室中隔欠損症とは?症状・原因・治療法を解説!
犬の心室中隔欠損症は、先天的な心臓の病気の一つで、心臓の左心室と右心室を隔てる壁(心室中隔)に穴が開いている状態です。この穴が原因で血液が異常に流れ、心臓や肺に負担がかかることがあります。本記事では、症状や原因、治療法について詳しく解説します。 心室中隔欠損症の主な症状 心室中隔欠損症は、欠損孔(穴)の大きさによって症状の現れ方が異なります。
軽度の場合 穴が小さい場合は、特に症状が出ないことが多く、健康な犬と変わらず過ごせることもあります。
重度の場合 欠損孔が大きいと、以下のような症状が見られます。
すぐに疲れる、元気がない
体重が減る(やせる)
成長が遅れる(発育不良)
呼吸が苦しそう(息が荒い)
咳をする
食欲がない 症状が進行すると、肺に負担がかかり、肺水腫(肺に水がたまる状態)を引き起こすこともあります。
心室中隔欠損症の原因 心室中隔欠損症は、胎児期や出生後に心室を隔てる「中隔」という組織が十分に発達せず、穴が閉じないままになることで発生します。正常な場合、血液は左心室から全身へ流れますが、この病気では血液が逆流し、肺に過剰な負担がかかります。
発症しやすい犬種 この病気は特定の犬種で発症しやすいことが知られています。 柴犬 …