可愛さからついやりがちな「たかいたかい」。しかし犬には危険やストレスになることも。正しい接し方を解説します。
犬に「たかいたかい」をするのは大丈夫?
子どもにする遊びとしておなじみの「たかいたかい」。愛犬にも同じようにしてしまう方は少なくありません。しかし、犬にとっては人間とは異なる感じ方をするため、思わぬ悪影響につながる可能性があります。
見た目には楽しそうに見えても、実際は不安や混乱を感じているケースもあるため注意が必要です。
「たかいたかい」が良くない理由
①上下関係の誤解を招く可能性
犬は本来、相手との距離感や視線の高さから関係性を読み取る動物です。高く持ち上げられることで、結果的に飼い主を見下ろす形になります。
これが繰り返されると、「自分のほうが上」と誤解してしまう可能性があります。特にしつけの途中や主従関係を築いている段階では、混乱を招く原因になりかねません。
②恐怖やストレスを感じやすい
高い場所は、多くの犬にとって安心できる環境ではありません。地面に近い位置で生活している犬にとって、急に持ち上げられること自体が不安要素です。
足場が不安定な状態が続くと、「怖い」「降りたい」という気持ちが強くなり、ストレスを感じてしまいます。中には、抱っこ自体を嫌がるようになる犬もいるため注意しましょう。
③落下によるケガのリスク
最も大きな問題は安全面です。どんなに気をつけていても、手が滑ったり犬が暴れたりすることで落下するリスクはゼロではありません。
特に小型犬や関節の弱い犬は、骨折や脱臼といった重大なケガにつながる恐れがあります。軽い気持ちで行った行為が、取り返しのつかない事故になる可能性もあるのです。
愛犬と安全に遊ぶためのポイント
床に近い位置でスキンシップを
犬と触れ合うときは、なるべく地面に近い場所で行うのが基本です。撫でたり、一緒におもちゃで遊ぶことで、安心感を与えながら信頼関係を築けます。
犬の反応をよく観察する
しっぽが下がる、体をこわばらせるなどの様子が見られたら、それは「嫌だ」というサインです。無理に続けず、犬の気持ちを尊重しましょう。
別の遊びで満足させる
引っ張りっこやボール遊びなど、犬本来の欲求を満たす遊びを取り入れることで、より楽しく安全に過ごせます。
【まとめ】
「たかいたかい」は人間にとっては微笑ましい遊びでも、犬にとってはストレスや危険を伴う行為です。上下関係の誤解、恐怖心、そして落下事故といったリスクを考えると、積極的に行うべきではありません。
愛犬と良い関係を築くためには、「犬にとって安心できるかどうか」を基準に行動することが大切です。安全で楽しいコミュニケーションを心がけていきましょう。
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