🐾「愛犬の体にしこりが…これって大丈夫?」と心配になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
今回は、犬にできるしこりの中でも比較的よく見られる「脂肪腫(しぼうしゅ)」について、わかりやすく解説します。
💡脂肪腫は基本的に良性の腫瘍ですが、放っておくと生活に支障をきたすこともあります。早めのチェックが安心につながります!
🐕 脂肪腫ってどんなもの?
脂肪腫とは、皮膚の下に脂肪が固まってできるしこりのことです。
やわらかくて弾力のある楕円形の腫瘍で、主にお腹や胸、内股、わきの下などに見られます。
🧠 ポイント
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基本的には命に関わることは少ない
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年齢を重ねた犬(特にシニア犬)に多く発生
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ゆっくりと数年かけて大きくなる
ただし、筋肉の間などにできた場合は歩き方に異常が出ることもあるため注意が必要です。
⚠️ よく見られる症状とは?
以下のような症状が見られたら、脂肪腫の可能性があります。
🔍 主な症状
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皮膚の下にしこりやふくらみがある
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弾力があり、触るとやわらかい
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犬が痛がらない(基本的に無痛)
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歩きにくそうにしている(深部にできた場合)
※脂肪腫のように見えても、悪性腫瘍の可能性もあるため、自己判断は禁物です!
🧬 原因は?なぜできるの?
脂肪腫の明確な原因は解明されていませんが、以下のような傾向があります。
📌 脂肪腫ができやすい条件
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高齢(シニア期)
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体のどの部位にもできるが、皮膚の下や内臓を覆う膜(大網や腸間膜)にも発生することがある
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特に太っている犬というわけではなく、体型とは無関係である場合も多い
🩺 治療法:どう対処すればいいの?
脂肪腫は手術で切除すれば完治できます。
ただし、再発する可能性もあるため、経過観察が大切です。
🔧 治療の流れ
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動物病院で診察・検査(触診、超音波、細胞診など)
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脂肪腫と判断された場合、サイズや場所に応じて手術を検討
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手術後も定期的にチェック
💬 小さくて害がない場合は、すぐに手術をせず経過を観察することもあります。
🛡️ 予防法と早期発見のコツ
残念ながら、脂肪腫を完全に予防する方法はありません。
しかし、飼い主さんが日頃からスキンシップを通じて体の変化に気づくことが何よりの予防策です。
✅ チェックポイント
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定期的に全身をなでて、しこりがないか確認
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シャンプーやブラッシング時に皮膚の様子を見る
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少しでも異変があれば早めに動物病院へ!
⚠️ 特に注意したい点
脂肪腫は良性でも、見た目が似ている悪性腫瘍(リンパ腫、肥満細胞腫など)と区別がつきにくいことがあります。放置せず、専門医に診てもらうことが大切です。
🐶 まとめ:脂肪腫は怖くないけれど、油断は禁物!
脂肪腫は命に関わる病気ではありませんが、油断して放置すると愛犬の生活の質を下げてしまう可能性もあります。
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