愛犬の口元をのぞいてみたら、歯が茶色くなっていた…そんな経験はありませんか?
「犬は虫歯にならない」と言われてきましたが、実は約1割弱の口腔トラブルに虫歯が関係しているんです🦷
今回は、犬の虫歯について、症状・原因・治療・予防までをわかりやすくまとめました✨
🦷 犬の虫歯って?人間と何が違うの?
人間と比べて、犬の口内は
-
食事での炭水化物が少ない
-
唾液のpH(酸・アルカリ)が虫歯菌に不利
…などの理由で、虫歯菌が繁殖しにくい環境です。
とはいえ、まったく虫歯にならないわけではありません。
放っておくと歯がもろくなり、痛みや食欲不振につながることもあるので注意しましょう⚠️
🐶 主な症状|「こんな変化、ありませんか?」
虫歯が進むと、次のようなサインが出ます。
-
歯の変色:茶褐色・灰褐色・黒色に
-
穴やくぼみ:色が変わった部分がもろく、穴があく
-
口臭が強くなる
-
しみる痛み:食べ物や水が歯にしみて嫌がる
-
食欲低下:痛みでごはんを食べなくなることも
さらに進行すると、歯の奥(歯髄)で炎症が起き、最終的に歯が折れるケースもあります😢
🦠 原因は歯垢の細菌!どうして歯が溶けるの?
虫歯のメカニズムは人間と同じ。
歯にたまった歯垢(プラーク)の中の細菌が
-
酸を作る
-
タンパク質分解酵素を分泌
…この両方のはたらきで、歯のエナメル質や象牙質(しっかり硬い部分)が溶かされてしまいます。
特に、犬歯の根本や**上あごの第1後臼歯(奥歯)**のくぼみにできやすいので、チェックを忘れずに!
💉 治療法|全身麻酔下での歯科処置
犬の虫歯治療は、全身麻酔をかけてから行います。
-
病変部の削除:虫歯になった部分をしっかり取り除く
-
詰め物で修復:削ったところを詰め物でカバー
-
重症時の対応:
-
歯髄炎があれば抗生物質を投与
-
削るだけでは不十分なら抜歯や歯肉処置
-
麻酔や治療後のケアについては、獣医師とよく相談しましょう🏥
🛡️ 予防のコツ|毎日の歯みがきが一番!
虫歯予防で大切なのは、日々の歯垢ケアです。
✅ 予防ポイント
-
**歯ブラシ(小型犬用)**やガーゼで歯みがき
-
おやつは炭水化物控えめのものを選ぶ
-
定期的に動物病院で歯科検診
-
子犬のうちから歯みがきに慣れさせる
ガムやデンタルおもちゃも有効ですが、基本は歯ブラシ+定期検診でしっかり守りましょう😊
🌟 まとめ|「歯も健康」のチェックを!
犬の虫歯は命に関わることは少ないものの、痛みや食欲不振を引き起こします。
毎日の歯みがきと、定期検診で大切な歯を長くキープしてあげてくださいね🐕🦷💖
さらに参照してください:犬の門脈シャントとは?原因・症状・治療法をわかりやすく解説!