犬パルボウイルス感染症とは?症状・原因・予防法をやさしく解説!

犬病院

犬と暮らしている方なら、「パルボウイルス」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
実はこのウイルス、とても怖い病気を引き起こすんです。特に子犬にとっては命に関わることも…😢

今回は、犬パルボウイルス感染症の症状や原因、予防方法まで、獣医師のようにやさしく丁寧にご紹介します!

⚠️ 犬パルボウイルス感染症とは?

犬パルボウイルス感染症は、非常に感染力が強いウイルス性の病気で、主に激しい下痢や嘔吐を引き起こします。

感染経路は、感染した犬の便や嘔吐物などに触れること。
ワクチンをまだ打っていない子犬や、免疫力の弱い老犬がかかりやすいのが特徴です。

🐾 主な症状とは?

潜伏期間(ウイルスが体に入ってから症状が出るまで)は約4~7日。
以下のような症状が急に現れることがあります。

犬の病気

📌 よく見られる症状

  • 激しい下痢(水のようで悪臭があり、血が混じることも)

  • 嘔吐(何度も吐く)

  • 食欲がなくなる

  • 元気がなくぐったりする

  • 発熱

  • 脱水(皮膚がたるんで水分が足りない)

  • 血便

  • 重症化するとショック症状や急死のリスクも…

とくに子犬が感染すると、短期間で急変するケースが多いため、早めの対処が命を守るカギです🔑

🦠 原因は?どうやって感染するの?

犬パルボウイルスは、とても生命力が強いウイルス
便や嘔吐物だけでなく、ウイルスが付いた床・お皿・人の手や服などからも感染します。

🔄 感染ルートの一例

  • 感染犬の便や嘔吐物に直接触れる

  • 汚染された器やおもちゃを使い回す

  • 感染犬に触れた人が、手や服を消毒せずに別の犬に接触

しかも、ウイルスは半年~1年ほど自然界で生き延びるほどしぶとい存在…。
そのため、環境消毒の徹底が非常に大切なんです。

🏥 治療方法はあるの?

残念ながら、犬パルボウイルスに直接効く特効薬はありません
そのため、治療は主に「症状を和らげる」ための支持療法が中心です。

🧴 行われる治療の例

  • 点滴で脱水を改善

  • 抗生物質で二次感染を防ぐ

  • 嘔吐・下痢止めなどの対症療法

  • 重症の場合は入院や集中治療が必要

また、他の犬への感染を防ぐため、隔離と消毒は必須です。
多頭飼いの場合は特に注意しましょう。

犬の病気

💉 予防にはワクチンが効果的!

この病気に対してもっとも効果的な予防方法は、ワクチン接種です✨

✅ 予防のポイント

  • 子犬のうちから、獣医師の指導に従って適切な時期・回数で接種

  • 成犬も定期的な追加接種(ブースター)を忘れずに

  • 外に出す前にワクチン接種を済ませておくのが理想

「うちの子、元気だから大丈夫」と思わず、早めのワクチン接種を心がけましょう!

📝 まとめ:命を守るために、知っておこう!

犬パルボウイルス感染症は、子犬や老犬にとって命に関わる怖い病気です。
でも、正しい知識と早めのワクチン接種で、しっかり予防することができます。

さらに参照してください:

犬の熱中症に要注意!症状・対処法・予防のすべてを獣医がわかりやすく解説!

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