愛犬が頻繁に顔を触っているのを見かけたことはありませんか?実はその行動には、甘えや眠気だけでなく、皮膚や耳のトラブルが隠れている場合もあります。
犬が顔を触る行動には意味がある
犬は猫のように頻繁なグルーミングを行う動物ではありません。そのため、前足や後ろ足を使って顔を触る仕草が目立つ場合は、何らかの理由があると考えられます。
一時的な感情表現であることもあれば、体の不調を訴えているケースもあります。愛犬の様子を正しく理解するために、どのような理由が考えられるのか見ていきましょう。
前足で顔を触るときの3つの心理
1. 飼い主に気づいてほしい
犬は退屈だったり、遊んでほしかったりすると、自分の存在をアピールする行動を見せます。
飼い主がテレビやスマートフォンに集中している時に前足で顔を軽くこする場合は、「こっちを見て」「一緒に遊ぼう」というサインかもしれません。
ただし、要求に毎回応えすぎると要求行動が強くなることもあるため、落ち着いたタイミングでコミュニケーションを取ることが大切です。
2. 眠気を感じている
犬も眠くなると顔をこすったり、目の周辺を触ったりすることがあります。
人が眠い時に目をこするのと似た行動で、特に昼寝前や夜のリラックスタイムによく見られます。
あくびや体を伸ばす仕草を伴う場合は、眠気による自然な行動と考えてよいでしょう。
3. 顔に違和感やかゆみがある
前足で何度も顔を触る場合は、かゆみや不快感が原因の可能性があります。
例えば、
- 皮膚の炎症
- 虫刺され
- 花粉やハウスダスト
- 食物アレルギー
などが原因になることがあります。
顔周りは被毛が密集しているため異常に気付きにくい部分です。赤みや湿疹がないか、定期的に確認してあげましょう。
後ろ足で顔を掻く場合は要注意
耳のトラブルが隠れていることも
後ろ足を使って勢いよく顔や耳周辺を掻いている場合は、耳の不快感が関係しているケースが少なくありません。
特に以下のような症状がある場合は注意が必要です。
- 耳を頻繁に掻く
- 頭を振る
- 耳から強い臭いがする
- 耳垢が増えている
外耳炎や耳ダニ、マラセチア性皮膚炎などの耳の病気が原因となっていることがあります。
掻きすぎによる二次被害も
犬の後ろ足は非常に力が強く、かゆみが続くと皮膚を傷つけてしまうことがあります。
耳を強く掻き続けることで出血や腫れが起こり、治療が長引くケースもあります。
「いつもより掻く回数が増えた」「同じ場所ばかり気にしている」という場合は、早めに動物病院で診察を受けましょう。
飼い主がチェックしたいポイント
顔を触る行動を見た時は、次の点を観察してみてください。
- 一時的な行動か頻繁に繰り返しているか
- 顔や耳に赤みがあるか
- 涙や目やにが増えていないか
- 被毛が抜けていないか
- 他の体の部位も痒がっていないか
単なる感情表現であれば心配ありませんが、症状が続く場合は健康トラブルのサインである可能性があります。
【まとめ】
犬が顔を触る理由には、「遊んでほしい」「眠い」といった気持ちの表現から、皮膚や耳の異常までさまざまな原因があります。
特に後ろ足で激しく掻く場合や、何日も同じ行動が続く場合は注意が必要です。犬は言葉で不調を伝えられないため、行動の変化が重要なサインになります。
愛犬が顔を触る様子を見かけたら、「癖かな?」と見過ごさず、その背景にある気持ちや体調の変化を観察してあげましょう。日頃の小さな気付きが、愛犬の健康を守ることにつながります。
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