犬の皮膚トラブルにはさまざまな原因がありますが、「ツメダニ症」もその一つ。とくに多量のフケや赤いブツブツが気になる場合は、この病気の可能性があるかもしれません。この記事では、ツメダニ症の症状や原因、治療法、そして日常でできる予防方法について、飼い主さんに分かりやすく解説します。
🐾 ツメダニ症ってどんな病気?
ツメダニ症は、「イヌツメダニ」というごく小さな寄生虫が犬の皮膚に寄生することで起こります。この寄生虫は 体長わずか0.5mmほど で、肉眼ではほとんど見えません。
感染すると、皮膚にフケが大量に出たり、赤みやかゆみが見られるようになります。また、このダニは まれに人にも一時的に感染することがある ので、注意が必要です。
🔍 主な症状と特徴
症状は犬の年齢や寄生の程度によって異なります。
✅ よく見られる症状
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背中を中心にフケが多くなる
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毛が抜ける(脱毛)
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毛づやが悪くなる
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赤い発疹(ブツブツ)が出る
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軽度のかゆみ
特に子犬や寄生数が多い犬では症状が強く現れますが、成犬では症状が出ないこともあるため、見逃さないように注意が必要です。
🦠 原因は「イヌツメダニ」!
ツメダニ症の原因は「イヌツメダニ」という皮膚に寄生するダニです。
🧩 感染のきっかけ
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感染した犬や猫との 直接接触
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リードやブラシなどの 共有グッズ
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ノミやシラミ、ハエなどの 外部寄生虫を介した間接感染
イヌツメダニは日本全国に分布しているため、どんな犬でも感染のリスクがあります。
🩺 治療法:ダニをしっかり駆除!
ツメダニ症と診断された場合は、以下のような治療が行われます。
💊 主な治療方法
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殺ダニ成分入りの薬用シャンプーでの洗浄
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駆除薬の投与(スポットタイプや飲み薬)
皮膚の状態に応じて、他の皮膚病との合併がないかも確認されることが多いです。自己判断での対処は避け、必ず動物病院で診てもらいましょう。
🛡️ 予防法:日々のケアが大切!
ツメダニ症を完全に防ぐことは難しいですが、日常の予防対策でリスクを大きく減らせます。
✅ 予防のポイント
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感染した動物と接触させない
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外から帰ってきた後は、体や足元のチェック
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ブラシや首輪などの共有を避ける
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定期的にノミ・ダニ予防薬を使用
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皮膚や被毛に異常がないか、こまめなチェックを習慣にする
少しでも気になる症状があれば、早めに獣医師に相談することで重症化を防げます。
📝 まとめ
ツメダニ症は命に関わる病気ではありませんが、放置しておくと 皮膚の炎症や脱毛が悪化 することも。飼い主さんが早く異変に気づき、すぐに対応することが大切です。
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