愛犬がよだれをたくさん垂らしていたり、食欲がなくなったりしていませんか?それ、もしかしたら「口内炎」かもしれません。犬の口内炎はさまざまな原因で発生し、放置すると食事ができなくなることも。この記事では、犬の口内炎の症状・原因・治療法・予防法について詳しく解説します!
犬の口内炎とは?
口内炎とは、口の中の粘膜に炎症が起こる状態のこと。口の中にできた傷だけでなく、ウイルスや細菌、さらには全身の病気が原因となることもあります。悪化すると痛みで食欲が落ちることもあるので、早めの対策が大切です。
犬の口内炎の主な症状
口内炎が疑われるサインをチェックしましょう!
口の中に赤い発疹や潰瘍ができる
口臭が強くなる
よだれが増える(時には血が混じることも)
食欲が落ちる、食べるのを嫌がる
口を気にして前足で触る、口をクチャクチャさせる
体重が減少する
口の中をチェックし、赤みやただれが見られる場合は口内炎の可能性が高いです。
犬の口内炎の原因
口内炎の原因はさまざまですが、主なものを紹介します。
1. 口の中の傷や異物
- 電気コードを噛んでしまい感電
- 骨やおもちゃの破片で口内を傷つける
- とがったものを誤飲する
2. ウイルス・細菌・真菌の感染
- ジステンパーウイルス
- レプトスピラ菌
- カンジダ菌(真菌の一種)
免疫力が低下していると、感染によって口内炎が発症しやすくなります。
3. 歯周病
重度の歯周病が進行すると、細菌が炎症を引き起こし、口内炎を発症することがあります。
4. 全身性の病気
- 糖尿病
- 腎不全
- クッシング症候群
- 自己免疫疾患(全身性エリテマトーデスなど)
口内炎は単独で発生することもありますが、全身の病気の一部として症状が出ることも。慢性的な口内炎が続く場合は、他の病気が隠れていないか獣医師に相談しましょう。
犬の口内炎の治療法
口内炎の治療は、原因に応じて異なります。
1. 内科的治療
- 抗生物質・抗炎症剤の投与(細菌感染の場合)
- 栄養補助食品(ラクトフェリンなど)(免疫力を高める)
2. 口腔ケア・歯科治療
- 歯周病が原因の場合は 歯石除去や抜歯 を行うことも
- 口の中を 清潔に保つ ことで炎症を抑える
3. 根本的な病気の治療
- 糖尿病や腎不全などが原因の場合、その病気の治療を優先
早期に適切な治療を受けることで、愛犬の口の痛みを和らげることができます。
犬の口内炎を予防するには?
口内炎の予防には、日頃のケアがとても大切です。
毎日の歯磨きで口の中を清潔に!
硬すぎるおもちゃや骨を避ける(口の中を傷つけないため)
バランスの取れた食事で免疫力アップ!
定期的な健康診断を受ける(病気の早期発見)
特に 歯周病を防ぐことが、口内炎予防のカギ になります!
まとめ
犬の口内炎は、口の中の傷や感染症、歯周病、全身の病気が原因で発生する。
症状として、口臭の悪化、食欲低下、よだれの増加などがある。
治療は、抗生物質や抗炎症剤の投与、口腔ケア、歯科治療などが中心。
予防には、歯磨きや定期的な健康診断が大切!
愛犬が健康で快適に過ごせるように、日々のケアを心がけましょう!
さらに参照してください:犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)とは?症状・治療・予防法を解説!