気管虚脱は、犬の気管がつぶれてしまい、呼吸がしづらくなる病気です。特にトイ犬種やミニチュア犬種に多くみられ、ゼーゼーとした息やガチョウの鳴き声のような咳が特徴です。
気管虚脱の主な症状
- ガーガーという乾いた咳(特に興奮時や運動時)
- ゼーゼーとした呼吸(気道が狭くなるため)
- 吐き気を伴うこともある
- 呼吸困難(進行するとチアノーゼ=舌や粘膜が青白くなる)
命の危険性は低いですが、重症化すると呼吸困難を引き起こすことがあるため注意が必要です!
気管虚脱になりやすい犬種
- ミニチュア・プードル
- チワワ
- ポメラニアン
- ヨークシャー・テリア
- まれに大型犬(ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー)でも発症
気管虚脱の原因
気管虚脱のはっきりとした原因は分かっていませんが、以下のような要因が関係していると考えられています。
- 遺伝的要因(特定の犬種に多いため)
- 肥満(気管に負担がかかる)
- 老化(軟骨の変性が進む)
- 慢性の気管支炎(気管のダメージが蓄積)
気管虚脱の治療法
気管虚脱は根治が難しい病気ですが、以下の方法で症状をコントロールします。
内科的治療(軽症〜中等症)
- 鎮咳剤(咳を抑える)
- 気管支拡張剤(気道を広げる)
- 酸素吸入(呼吸困難時に使用)
外科的治療(重症の場合)
- 内科的治療で改善しない場合、気管を補強する手術を行うこともあります。
家庭でできる予防と対策
肥満を防ぐ(理想体重を維持)
首輪ではなくハーネスを使用(首への負担を軽減)
適度な温度・湿度を保つ(気管への負担を減らす)
興奮させすぎない(咳が悪化するのを防ぐ)
夏場の散歩は涼しい時間帯に(暑さは呼吸に負担をかける)
まとめ
気管虚脱は小型犬に多い病気ですが、適切な治療と日々のケアで症状をコントロールできます。愛犬の呼吸が苦しそうだったり、変な咳をしている場合は、早めに動物病院で診てもらいましょう!
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