「なんだか最近、子犬の元気がない…」「くしゃみや咳が止まらないけど大丈夫?」
そんなときに注意したいのが、犬ジステンパーウイルス感染症です。
この病気は、特に子犬や免疫力が落ちた犬に多く見られるウイルス性の感染症で、重症化すると命に関わることもあります。この記事では、症状や感染経路、治療法、そして大切な予防方法まで、分かりやすく解説します。
🦠 犬ジステンパーウイルス感染症ってどんな病気?
犬ジステンパーウイルスに感染することで起こる、高熱をともなう感染症です。
主に以下のような症状が見られます。
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目やに・鼻水
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くしゃみ・咳
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発熱(約40℃)
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嘔吐・下痢
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食欲不振・元気がない
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けいれん・麻痺などの神経症状
👶 特にワクチン未接種の子犬(生後2〜6ヶ月)は要注意!
症状が重くなると肺炎や脳の障害を引き起こし、後遺症や命に関わることもあります。
⚠️ どんな犬がかかりやすいの?
以下のような犬は発症リスクが高くなります:
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ワクチンを受けていない子犬
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高齢犬
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持病などで免疫力が落ちている犬
健康な成犬でも感染することはありますが、多くの場合は軽い風邪のような症状で済みます。
🤧 症状の進行と特徴
🐶 初期症状
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目やに・鼻水
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発熱(40℃前後)
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食欲や元気がなくなる
🫁 呼吸器・消化器の症状
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咳やくしゃみ
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嘔吐・下痢
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肺炎を起こすことも
🧠 神経症状(進行時または回復後に出ることも)
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麻痺
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運動失調(フラフラ歩くなど)
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けいれん発作
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失明
⏳ 呼吸器や消化器の症状が治まってから数週間~数ヶ月後に神経症状が出るケースもあるため、注意が必要です。
🧪 感染の原因と経路
感染は以下のような方法で広がります:
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感染犬の鼻水・目やに・唾液・尿・便に触れる(接触感染)
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感染犬のくしゃみや咳による飛沫を吸い込む(飛沫感染)
🌍 家の中でも感染リスクはゼロではありません。
とくにペットショップやドッグランなど、犬が集まる場所では注意しましょう。
💉 治療法について
現在、犬ジステンパーウイルスに直接効く治療薬はありません。
そのため、主な治療は次のような「対症療法」になります。
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点滴による水分補給
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抗生剤で二次感染を防ぐ
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けいれんを抑える薬の投与
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栄養管理と安静
🐾 状況によって入院が必要になる場合もあります。
症状が悪化する前に、早めに動物病院へ相談しましょう。
✅ もっとも大切なのは「予防」!
犬ジステンパーを防ぐ一番の方法は、適切な時期にワクチンを接種することです。
💉 子犬の場合
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生後6〜8週ごろから初回接種
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その後、数回の追加接種が必要
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年1回の追加接種で免疫をキープ!
👩⚕️ ワクチンのスケジュールは犬の健康状態によって異なるので、かかりつけの獣医師と相談して決めましょう。
📝 まとめ:大切な愛犬を守るために
犬ジステンパーウイルス感染症は、ワクチンで予防できる重い病気です。
症状が進むと神経に影響し、後遺症や命
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