愛犬のうんちがいつもと違ってゆるい、回数が多い、血が混ざっている…。
そんなとき、飼い主としてはとても心配になりますよね。
この記事では、犬の下痢についての基礎知識から、考えられる原因・症状の見分け方・適切な対応・予防法までを、わかりやすく解説していきます🐾
とくに子犬やシニア犬を飼っている方は、ぜひ参考にしてください。
💩 下痢ってどういう状態?
犬の下痢とは、便に含まれる水分量が増え、軟らかくなったり液状になったりする状態のことです。
軽い一過性のものもありますが、中には命に関わる重篤な病気のサインであることも。
とくに体力のない子犬や老犬の下痢は要注意です⚠️
🐶 下痢と一緒に見られる主な症状
下痢のときに、こんな症状が見られる場合は注意しましょう:
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便の回数が増える
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体重が落ちる(痩せてきた)
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嘔吐する
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血便が出る(赤や黒っぽい便)
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発熱する
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脱水症状(ぐったり、水を飲まない)
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口臭がきつくなる
特に嘔吐や発熱、血便、元気がない様子があるときは、できるだけ早く動物病院へ!
🔍 小腸性?大腸性?便の状態から見る下痢のタイプ
犬の下痢は、便の出方や状態によって小腸性下痢と大腸性下痢に分けられます。
✅ 小腸性下痢(消化吸収の不調)
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💩便の量:1回の量が多い
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🔁回数:少なめ
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🩸血便:黒っぽい便になることも
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➕症状:体重減少、嘔吐、脱水などを伴う場合も
➡️ 食べ物の消化や栄養の吸収がうまくいっていないサインです。
✅ 大腸性下痢(水分の吸収トラブル)
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💩便の量:少なめ
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🔁回数:頻繁に出る
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🟤状態:粘液が混じっていてネバつく
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🩸血便:赤い血がつくこともある
➡️ 大腸の炎症や過敏な動きによるものが多いです。
🎯 犬の下痢の主な原因は?
下痢の原因はさまざまですが、大きく分けて以下のようなものがあります。
🍖 食べ物・誤食
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食べ過ぎ・脂っこいものを食べた
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急にフードを切り替えた
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食物アレルギー
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牛乳を飲んだ(乳糖不耐性の場合)
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腐ったものや異物を拾い食いした
➡️ 最もよく見られる原因です。
🐛 寄生虫感染
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回虫、条虫、ジアルジアなどの寄生虫
➡️ 子犬や外で拾った犬によく見られます。
🦠 ウイルス・細菌感染
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犬パルボウイルス感染症
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犬ジステンパーウイルス感染症
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犬コロナウイルス感染症
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大腸菌やサルモネラ菌など
➡️ 数日以内に重症化することもあるため、非常に危険⚠️
🧠 ストレスや環境の変化
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引っ越し、旅行、ペットホテルなど
➡️ 神経性下痢と呼ばれ、敏感な子に多いです。
🧬 その他の病気
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好酸球性腸炎、膵炎
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胃腸の腫瘍、消化器型リンパ腫など
➡️ 慢性の下痢が続く場合は病気が隠れていることも。
🏥 治療法:まずは原因の特定から!
犬の下痢は、「とりあえず下痢止め」で済ませてはいけません。
なにが原因かをしっかり調べて、それに合った治療が必要です。
たとえば:
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🍚 食事が原因 ➡️ フードの見直し、低脂肪食に変更
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🐛 寄生虫 ➡️ 駆虫薬の投与
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🦠 感染症 ➡️ 点滴や抗生物質などの治療
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💧 脱水 ➡️ 水分・電解質の補給
➡️ 自己判断せず、獣医師に相談しましょう。
🛡️ 予防のポイント:日常ケアがカギ!
✅ 食事管理で防ぐ
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フードを変更する際は数日かけて徐々に
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牛乳や脂っこい食べ物は避ける
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拾い食いを防ぐしつけも大切
✅ ワクチン・駆虫で守る
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パルボやジステンパーなどの定期的なワクチン接種
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ノミや寄生虫に対する駆虫薬の定期使用
✅ ストレスを減らす工夫
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引っ越しやお出かけ時には安心できる空間づくりを意識
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毎日の生活リズムを整える
🐕 こんなときは迷わず動物病院へ!
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下痢が3日以上続いている
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血便が出る
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嘔吐や発熱を伴う
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子犬や老犬の激しい下痢
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食欲がなく、水も飲まない
➡️ **様子見は危険です!**早めの受診で愛犬を守りましょう。
📚 まとめ:飼い主の気づきが愛犬の健康を守る!
下痢は「たかが便」ではありません。
体の中で何かが起きているサインです。
「いつもと違うな」と感じたら、それは立派な異変のサインかもしれません。
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