乾いた咳が止まらない…もしかして「ケンネルコフ」かもしれません。
人間の風邪のような症状が長引くこの病気、特に冬場は要注意です❄️。今回は、犬の呼吸器感染症「ケンネルコフ(伝染性気管支炎)」について、症状から治療、予防までわかりやすく解説します🐶
🦴 ケンネルコフってどんな病気?
ケンネルコフは、犬の呼吸器に感染するウイルスや細菌によって引き起こされる伝染性の病気です。
人間の風邪に似た症状が出ることから「犬の風邪」とも呼ばれます。
🐾 主な症状は?
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空咳(乾いたコンコンという咳)
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発熱(微熱〜高熱)
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元気・食欲の低下
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鼻水(膿のようなものが出ることも)
中には吐くような激しい咳をする子もいて、運動や興奮後、寒暖差で咳がひどくなることがあります。
重症化すると肺炎になり、命に関わることもあるので油断できません⚠️。
🦠 原因は?どうやってうつるの?
ケンネルコフの原因は以下のようなウイルスや細菌の感染です。
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犬パラインフルエンザウイルス
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犬アデノウイルスⅡ型
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気管支敗血症菌 など
これらは飛沫感染や接触感染によって広がります。
特に、ペットホテルやドッグランなど犬同士が密接に接する場所では、1頭がかかると一気に広がる可能性があります。
🏥 治療はどうするの?
🐶 軽症の場合
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安静にして過ごす(興奮や運動は控える)
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栄養をしっかりとる
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部屋の保温・加湿を心がける
多くの場合、1週間〜10日前後で回復します。
💊 重症・合併症がある場合
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抗生物質(細菌感染がある場合)
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鎮咳剤・気管支拡張剤(咳がひどいとき)
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点滴や入院治療(肺炎などを伴う場合)
子犬や老犬、持病がある子は症状が悪化しやすいため、早めの受診が大切です。
✅ 予防のポイント
💉 ワクチン接種は必須!
ケンネルコフの原因ウイルスの一部には予防接種があります。
子犬の時期から定期的にワクチンを受けておくことで、重症化を防げます。
🧼 衛生管理も忘れずに!
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室内やケージを清潔に保つ
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咳をしている犬との接触を避ける
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冬は乾燥対策(加湿)+保温をしっかり
特に寒い季節は感染が広がりやすいので、体調がすぐれない時は外出を控えるなど、無理をさせないことが大事です。
🔍 似た症状のある病気にも注意!
ケンネルコフと似た症状を持つ病気もあるため、自己判断は禁物です。
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🐕🦺 犬ジステンパー(重篤な神経症状を伴うウイルス性疾患)
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🪱 フィラリア症(咳の他に呼吸困難を引き起こす)
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❤️ 僧帽弁閉鎖不全症(心臓疾患による咳)
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🫁 気管虚脱(気管がつぶれてしまう病気)
これらは治療方法や対処が異なるため、正確な診断を受けることが必要です。
🐾 まとめ:咳が続いたら早めの受診を!
ケンネルコフは正しくケアすれば回復が見込める病気ですが、悪化すれば命に関わることもあります。
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