トイレのしつけは犬との暮らしを快適にする大切な第一歩。
失敗を減らし、愛犬が自然にトイレを覚えられるコツをわかりやすく解説します。
犬のトイレトレーニングは「初日」が勝負!
新しく犬を迎えたその日から、トイレトレーニングを始めるのが理想です。
「まだ赤ちゃんなのにかわいそう」と思うかもしれませんが、犬にとって排泄は自然な行為であり、習慣づけるのに早すぎることはありません。
特に子犬期は学習能力が高く、環境への順応が早い時期。
このタイミングを逃さず、「ここがトイレだよ」ということを優しく教えてあげましょう。
そのため、トレーニング開始直後は長時間の留守番を避け、しっかり観察できるスケジュールで迎えることをおすすめします。
トイレの場所は「落ち着ける空間」に設置しよう
犬は本能的に、自分の寝床から離れた場所で排泄する習性を持っています。
これは、祖先であるオオカミが巣穴を清潔に保つために身につけた行動です。
家庭でトイレを設置するときも、寝る場所や食事スペースから離れた、静かで落ち着ける場所を選びましょう。
たとえば、部屋の隅や壁際などが適しています。
人の通りが多い場所やテレビの近くなどは、気が散りやすく失敗の原因になりやすいので避けましょう。
トイレトレーニングの3つのステップ
ステップ①:トイレの環境を整える
トイレシートは滑りにくく、吸収性の高いものを選びましょう。
新聞紙を下に敷くと安定しやすく、掃除も簡単です。
段差やシートのズレがあると、犬が不快に感じてトイレを避けてしまうこともあります。
最初は広めのスペースを用意し、成功率を上げるのがポイントです。
ステップ②:排泄のタイミングを見極める
犬が排泄したくなるタイミングは、「寝起き」「食後」「遊んだあと」などです。
また、床のニオイをくんくん嗅いだり、そわそわ歩き回るような仕草を見せたらトイレサイン。
その瞬間に優しく誘導し、排泄できたらすぐに褒めてあげましょう。
ステップ③:成功体験を積み重ねる
トイレが成功したら、その場で静かに褒めることが大切です。
声を高くして大げさに喜ぶと犬が驚く場合もあるため、落ち着いたトーンで「いい子だね」と伝えましょう。
おやつを使う場合は、最初のうちだけにして、最終的には褒め言葉だけでできるようにします。
失敗しても叱らない!静かに片付けよう
犬は「排泄したこと」自体を悪いことと勘違いしてしまうため、叱るのは逆効果です。
隠れて排泄するようになってしまうと、トレーニングが長引いてしまうことも。
失敗したら何も言わず、臭いを残さないようにしっかり掃除しましょう。
臭いが残ると「ここがトイレ」と覚えてしまうため、ペット用の消臭スプレーを使うのがおすすめです。
【まとめ】トイレ習慣は「成功の積み重ね」で身につく
犬のトイレトレーニングは、根気強く「成功体験」を繰り返すことがカギです。
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初日からスタートする
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静かで落ち着いた場所にトイレを設置する
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タイミングを見て誘導し、成功したら褒める
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失敗しても叱らない
この流れを続ければ、早ければ2週間ほどでトイレ習慣が定着します。
焦らず、愛犬のペースに合わせて楽しく取り組むことが、信頼関係を深める一番の近道です。
さらに参照してください:犬のトイレトレーニング成功のコツ!最初に押さえておきたい基本とステップ


