犬の病気事典

犬が突然ぐったりしたり、お腹がパンパンに張っていたら要注意！それは「胃拡張・胃捻転症候群」という命に関わる病気かもしれません。 今回は、**犬の胃拡張・胃捻転症候群（Gastric Dilatation-Volvulus：GDV）**について、症状や原因、治療法、そして予防のコツまで分かりやすく解説します。「大切なわんちゃんを守りたい！」そんな飼い主さんのために、ぜひ知っておきたい内容です🐶💡 ⚠️ 胃拡張・胃捻転症候群ってどんな病気？ この病気は、**胃がガスや食べ物で急激に膨らんだ（胃拡張）あと、ねじれてしまう（胃捻転）**ことで発生します。胃がねじれると、中のガスが出せなくなり、血流が止まってしまい、命にかかわる深刻な状態に…。 放置するとショック症状に陥り、短時間で命を落とす危険があるため、緊急の対応が必要です。 🚨 主な症状は？チェックポイント！ こんな症状が見られたら、すぐに動物病院へ！ お腹が急にふくれる（張ってパンパンになる） 吐こうとしても吐けない よだれを大量にたらす 呼吸が苦しそう（ハァハァと荒い息） 元気がなく、ぐったりしている 水をがぶ飲みする 💡 **特に「吐きたくても吐けない」＋「お腹のふくらみ」**は、この病気を強く疑うサインです！ 🐕 なりやすい犬種は？ 胃拡張・胃捻転症候群は、胸の深い大型犬に多く見られる傾向がありますが、中・小型犬でも発症することがあります。 発症しやすい犬種例 ジャーマン・シェパード ボルゾイ コリー グレート・デーン ダックスフンド ペキニーズ アメリカン・コッカー・スパニエル　など どんな犬でも油断は禁物です⚠️ …

犬の胃拡張・胃捻転症候群とは？症状・原因・予防法まで徹底解説！ 続きを読む

愛犬がいつもと違って元気がない…そんなとき、「腎不全（じんふぜん）」という病気の可能性もあります。腎臓は、体の中の老廃物を外に出したり、水分や塩分のバランスを整えたりする大切な臓器。この記事では、犬の腎不全の種類や症状、原因、治療法、そして予防のポイントまで、わかりやすくご紹介します🐶✨ 🧠 腎不全ってどんな病気？ 腎不全とは、腎臓の機能が弱くなり、体の中の不要なものをうまく排出できなくなってしまう状態のことです。進行具合によって、2つのタイプに分かれます。 ⏱️ 急性腎不全（きゅうせい じんふぜん） 数時間〜数日のあいだに急激に悪化します 尿が出にくくなり、嘔吐やぐったりするなどの症状が急に現れる 命に関わることもあるため、緊急の治療が必要！ 🐾 慢性腎不全（まんせい じんふぜん） ゆっくり進行していくタイプ 最初はほとんど症状がなく、気づきにくいのが特徴 水をよく飲む・おしっこが増えるなどの変化が見られたら要注意 ⚠️ 腎不全の主な症状 腎不全になると、以下のような症状が見られます👇 🐕 共通のサイン 食欲がない 元気がなく、疲れやすい 嘔吐する やせてくる 💧 急性腎不全の特徴 急に尿が出にくくなる、またはまったく出ない 嘔吐、ぐったり、意識がもうろうとすることも 🚰 …

犬の腎不全とは？原因・症状・治療・予防までやさしく解説！ 続きを読む

「最近、うちの子、やたら水を飲むし、おしっこの量も多い…」「よく食べるのに痩せてきた気がする…」そんな変化が気になっていませんか？それ、**クッシング症候群（副腎皮質機能亢進症）**かもしれません🐶 この記事では、クッシング症候群の主な症状・原因・治療法・予防のポイントまでを、わかりやすくご紹介します。 ⚠️ クッシング症候群ってどんな病気？ クッシング症候群とは、副腎から出る「コルチゾール」というホルモンが必要以上に分泌されることで、体にさまざまな不調が現れる病気です。 命に直接関わることは少ないですが、放っておくと糖尿病や感染症など、深刻な病気を引き起こすこともあります。 🐾 主な症状は？愛犬の様子をチェックしよう！ クッシング症候群のわかりやすい特徴は、以下のようなものがあります。 ✅ よく見られる症状一覧 水をたくさん飲む（多飲）💧 おしっこの量が増える（多尿）🚽 食欲が異常にあるのに体重が減る🍖➡️⚖️ お腹がぽっこりふくらむ（腹囲膨満）🐕 毛が薄くなる、抜ける（左右対称に脱毛）🧼 皮膚がうすくなり、脂っぽくなる 疲れやすい、ジャンプや運動を嫌がる 免疫力が下がって皮膚炎・膀胱炎になりやすくなる 避妊していないメスでは発情が止まることも 🐶 高齢犬（6歳以上）に多く見られる病気ですが、まれに若い犬でも発症することがあります。特にダックスフンド、プードル、ポメラニアン、ボクサー、ボストン・テリアなどは要注意です。 🧬 原因はホルモンの異常な分泌 クッシング症候群は、体内の「コルチゾール」というホルモンが過剰に出てしまうことが原因です。 🧠 主な発症のタイプ 脳下垂体に腫瘍や異常があるタイプ 副腎そのものに腫瘍があるタイプ ステロイド薬の長期使用による副作用（医原性） …

犬のクッシング症候群とは？症状・原因・治療法をわかりやすく解説！ 続きを読む

「最近、うちの子がやたらとお水を飲むし、トイレの回数も増えたかも…」そんな変化に気づいたら、もしかしたら「尿崩症（にょうほうしょう）」かもしれません。 尿崩症は命に関わることは少ないものの、放っておくと脱水などの問題を引き起こすこともあります。今回は、そんな犬の尿崩症について、分かりやすく解説していきます🐶💧 🐾 尿崩症ってどんな病気？ 尿崩症は、体内の水分バランスがうまく調節できなくなる病気です。原因は脳や腎臓にあり、本来なら腎臓で再吸収されるはずの水分が、うまく体に戻らずそのまま尿として出てしまいます。 その結果、犬は大量の尿を出すようになり、水をガブガブ飲むようになります。 🚨 主な症状は？ こんな変化が見られたら、要注意です！ おしっこの量が急に増えた 水をたくさん飲むようになった 体重が少しずつ減ってきた 脱水気味になりやすい（口の中が乾いている、皮膚の張りが弱い など） 脱水が進むと、痙攣や意識障害が出ることも⚠️ 命に関わるリスクは高くありませんが、放置はNG。脱水症状はとても危険です。 🔍 尿崩症の種類と原因 尿崩症には、大きく分けて2つのタイプがあります。 🧠 中枢性尿崩症 脳の視床下部や脳下垂体にトラブルが起きて、尿量を調整する「抗利尿ホルモン（ADH）」がうまく出せなくなることで発症します。 【原因の例】 脳の腫瘍 外傷や手術による影響 脳の炎症　など 🧪 腎性尿崩症 抗利尿ホルモン自体は出ているのに、腎臓がその命令を無視してしまうタイプ。先天性の体質や、ほかの病気が原因で腎臓がうまく働かなくなることがあります。 💊 …

犬の尿崩症とは？原因・症状・治療法をわかりやすく解説！ 続きを読む

愛犬がいつもと様子が違う…そんなとき、もしかしたら「子宮蓄膿症（しきゅうちくのうしょう）」かもしれません。特に避妊手術をしていないメス犬に多く見られるこの病気は、放置すると命に関わる危険もあります⚠️ この記事では、犬の子宮蓄膿症の症状・原因・治療法・予防法について、分かりやすくご紹介します。愛犬の健康を守るために、ぜひチェックしてくださいね。 🩺 子宮蓄膿症ってどんな病気？ 子宮蓄膿症とは、子宮の中に膿（うみ）がたまってしまう病気です。これは、子宮に細菌が入り込んで感染・炎症を起こすことで起こります。 膿がたまりすぎると体調を大きく崩し、腎不全や尿毒症など、命に関わる重い症状を引き起こすこともあります。 ⚠️ こんな症状が出たら注意！ 次のような症状が見られたら、すぐに動物病院へ相談しましょう。 主な症状チェックリスト ✅ 外陰部から膿のようなおりものが出る 水をたくさん飲む（多飲） おしっこの回数や量が増える（多尿） お腹がふくらんで見える 食欲がない・元気がない 嘔吐や下痢がある 発熱がある これらの症状は、進行するとどんどん悪化することがあります。早期発見がとても大切です。 🔍 原因はどこからくるの？ 子宮蓄膿症の原因は、細菌感染による炎症です。特に大腸菌などの雑菌が発情期後の子宮に侵入しやすく、発症のリスクが高まります。 📌 リスクが高いケース 避妊手術をしていないメス犬 シニア期に入った高齢犬 発情後のホルモン変化がある時期 🏥 治療はどうするの？ 基本的な治療方法は、外科手術による子宮の摘出です。手術によって膿がたまった子宮を取り除くことで、命に関わるリスクを防ぐことができます。 …

犬の子宮蓄膿症とは？症状・原因・予防法をやさしく解説！ 続きを読む

🐶「最近、うちの子がよくお水を飲むな…」そんな変化、見逃していませんか？もしかすると、それは犬の糖尿病のサインかもしれません。 この記事では、犬の糖尿病について、症状から原因、治療法、予防法までをやさしく解説します。大切な愛犬の健康を守るために、ぜひ参考にしてください✨ 🩺 糖尿病ってどんな病気？ 犬の糖尿病は、体内でインスリンというホルモンがうまく働かなくなることで、血糖値が高い状態が続く病気です。インスリンは、糖分をエネルギーとして細胞に取り込ませる大事なホルモンですが、多くの犬ではインスリンの分泌が不足するタイプが見られます。 ⚠️ こんな症状、見逃さないで！ 糖尿病の初期には、次のような変化が現れることがあります。 🐕 主な症状 水をたくさん飲む（多飲） おしっこの量や回数が増える（多尿） 食欲はあるのに体重が減る（痩せる） 食欲が異常に増えることも 症状が進行すると… 嘔吐、元気消失、食欲の低下 口からアセトンのような独特のニオイ 昏睡状態になることも（糖尿病性ケトアシドーシス） 👁 合併症にも注意！ 糖尿病が長く続くと、以下のような合併症が起こることがあります。 急に進行する白内障（視力の低下） 皮膚炎や膀胱炎などの慢性的な感染症 メスの場合、子宮蓄膿症 重症化すると、神経症状や心筋梗塞、腎臓病なども 🧬 原因は？どんな犬がなりやすいの？ 🔍 主な原因 犬の糖尿病の多くは「インスリン依存性糖尿病」と呼ばれ、膵臓からインスリンが十分に出なくなることで起こります。原因はまだはっきりしていませんが、次のような要因が関係していると考えられています。 …

犬の糖尿病とは？症状・原因・治療法をわかりやすく解説！ 続きを読む

アジソン病は犬の健康に影響を与える重要な病気です。副腎皮質ホルモンの分泌が減少することによって引き起こされるこの病気について、詳しく解説します。今回は、アジソン病の症状、原因、治療法についてわかりやすく説明します！🐶💡 ⚠️ アジソン病の症状 アジソン病の症状は、急性のものと慢性のものに分かれます。急性の症状が現れると命に関わることもあるので、早期の対応が大切です。主な症状としては次のようなものがあります： 食欲の低下 🍽️ 元気がない・疲れやすい 🐾 吐き気・嘔吐 🤢 下痢 💩 水をたくさん飲む 💧 おしっこの量が増える 🚽 体重が落ちる 🐕‍🦺 急性の場合、犬は急に元気をなくし、倒れることもあります。ショック状態に陥ることがあるため、迅速な治療が必要です。症状はストレスや環境の変化が引き金となることが多いです。😟 🧐 アジソン病の原因 アジソン病の主な原因は、副腎皮質から分泌されるホルモンが十分に分泌されなくなることです。副腎皮質が免疫の影響で破壊されたり、腫瘍や薬剤の影響で機能が低下することが原因となります。また、視床下部や下垂体の異常も関係しています。 さらに、長期間のステロイド薬治療を突然中止すると、副腎皮質が自分でホルモンを作れなくなり、アジソン病を引き起こすこともあります。 💉 アジソン病の治療法 アジソン病の治療は、急性と慢性で異なります。急性の場合、ショック状態の改善が最優先です。その後、慢性の場合には、副腎皮質ホルモンの補充療法が行われます。補充療法は生涯続けることが必要ですが、犬の健康状態に応じて調整されます。 急性の場合： 緊急治療が必要 ショック状態を改善するための治療 慢性の場合： …

犬のアジソン病（副腎皮質機能低下症）とは？症状・原因・治療法を徹底解説！ 続きを読む

犬の健康管理にはさまざまな注意が必要ですが、その中でも「糸球体腎炎」という病気について知っておくことは大切です。今回は、糸球体腎炎の症状や原因、治療法についてわかりやすく解説します！🐶💡 🐕 糸球体腎炎とは？ 糸球体腎炎（しきゅうたいじんえん）は、腎臓にある「糸球体」と呼ばれる部分に炎症が起こる病気です。糸球体は腎臓内のネフロンという部位にあり、血液をろ過する大切な役割を担っています。この炎症により、腎臓の働きが低下し、さまざまな症状が現れることがあります。 ⚠️ 糸球体腎炎の症状 糸球体腎炎の症状は犬によって異なりますが、以下のようなものが一般的です： 尿量の変化：おしっこの量が増えたり減ったりします むくみ：体が膨らんで見えることがあります 体重の減少：食欲不振や元気のなさが原因です 吐き気・嘔吐：腎臓の機能低下に伴って現れることがあります 脱水症状：水分バランスが崩れ、脱水を起こすことがあります また、糸球体腎炎は腎不全を引き起こすことがあり、乏尿（尿が少ない）や多尿、吐き気などが見られる場合があります。⚠️ 🧐 糸球体腎炎の原因 糸球体腎炎の原因はまだ完全には解明されていませんが、いくつかの病気が関与していると考えられています。主なものは次の通りです： フィラリア症（犬糸状虫症） ライム病 子宮蓄膿症 免疫介在性溶血性貧血（IMHA） また、特定の犬種では遺伝的な要因も関与していることがあります。特に、サモエドやイングリッシュ・コッカー・スパニエル、ブルテリアなどの犬種でよく見られます。 💊 糸球体腎炎の治療法 糸球体腎炎の治療は、原因に応じて行われます。例えば、フィラリア症やライム病が原因であれば、それに対する治療が行われます。また、腎不全が進行している場合は、腎臓の機能回復を助けるために、食事管理や薬物療法が行われることもあります。 治療のポイント 原因となる病気の治療 腎不全の進行を防ぐためのサポート 高血圧や血栓の治療が必要な場合もあります 🛡️ 糸球体腎炎の予防法 …

犬の糸球体腎炎とは？症状・原因・治療法を解説！ 続きを読む

愛犬がいつもと違う様子を見せると、ちょっとした変化でも心配になりますよね。特に「おしっこの量が変わった」「食欲がない」などの症状は、腎臓に関係しているかもしれません。 今回は、犬の【腎不全】について、飼い主さんにも分かりやすく解説します🐾症状・原因・治療・予防法までをしっかり押さえて、愛犬の健康を守りましょう！ 🧠 腎不全ってなに？ 腎不全とは、腎臓の機能がうまく働かなくなる病気のこと。体の中の老廃物や余分な水分を排出したり、ミネラルバランスを保ったりする働きがうまくいかなくなります。 腎不全には、進行の早さによって次の2つのタイプがあります。 🔹 急性腎不全：突然、数時間〜数日で急激に悪化 🔹 慢性腎不全：ゆっくりと、時間をかけて進行 それぞれ、見られる症状や治療法も異なります。 ⚠️ どんな症状が出るの？タイプ別にチェック！ 🚨 急性腎不全の症状 症状は急に現れ、重症化しやすいため注意が必要です。 おしっこが出ない、または極端に少ない 元気がない、ぐったりしている 吐き気や嘔吐 食欲不振 数時間〜数日で急激に悪化することも 放っておくと「尿毒症」や「高カリウム血症」など命に関わることもあります。 🐾 慢性腎不全の症状 進行がゆっくりで、初期には目立った症状がないことも。 よく水を飲む おしっこの量が増える（多飲多尿） 食欲がなくなる 吐き気や嘔吐 体重の減少、やせてくる …

犬の腎不全とは？症状・原因・治療法までやさしく解説！ 続きを読む

犬が最近「たくさん水を飲む」「おしっこの量が多い」「毛が抜ける」などの変化が見られたら、それは**クッシング症候群（副腎皮質機能亢進症）**のサインかもしれません。シニア期に多く見られるこの病気は、命に関わることは少ないものの、早期発見・適切な治療がとても大切です。 この記事では、クッシング症候群の症状・原因・治療法・予防のポイントを、わかりやすく解説します。 🐾 クッシング症候群ってどんな病気？ クッシング症候群は、副腎（ふくじん）という臓器から分泌されるコルチゾールというホルモンが、過剰に作られてしまう病気です。 このホルモンはストレスに対抗したり、代謝を調整したりする働きがありますが、多すぎると体にさまざまな不調が現れます。 ⚠️ 主な症状は？ 症状は多岐にわたりますが、以下のような変化が見られることが多いです。 ✅ よく見られる症状 水をたくさん飲む（多飲）🥤 おしっこの量が増える（多尿）🚽 食欲が異常に増える🍖 たくさん食べるのにやせていく💦 毛が薄くなる・左右対称に抜ける🐶 お腹がポッコリふくらむ（腹囲膨満）🎈 皮膚がうすくなる、脂っぽくなる🧴 ジャンプや運動を嫌がる😴 感染症にかかりやすくなる（皮膚炎・膀胱炎など） 特に水をよく飲む・食欲が止まらない・毛が抜けるなどは、飼い主さんが気づきやすいサインです。 🧬 原因は？どんなときに発症するの？ 🧠 主な原因は3つ 脳下垂体にできた腫瘍や異常　→ コルチゾールの分泌をコントロールできなくなる。 副腎そのものにできた腫瘍　→ コルチゾールが勝手にどんどん作られてしまう。 ステロイド薬の長期使用による副作用（医原性クッシング）　→ …

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