愛犬が突然足を引きずったり、片足をかばって歩いている…。
そんな時、もしかすると「レッグ・ペルテス病(またはレッグ・パーセス病)」かもしれません。
この病気は、特に小型犬の子犬期(5〜12ヶ月)に多く見られ、放っておくと歩行に支障が残ることもある病気です。
この記事では、犬のレッグ・ペルテス病について、原因・症状・治療法・予防のヒントをわかりやすく解説します 🐶✨
🦴 レッグ・ペルテス病ってどんな病気?
レッグ・ペルテス病とは、太ももの骨(大腿骨)の先端(骨頭)部分が壊死(えし)してしまう病気です。
本来、大腿骨頭には血液が流れて栄養が送られていますが、この病気では何らかの理由で血行が悪くなり、骨が弱って壊れてしまいます。
📌 原因ははっきりとは分かっていませんが、「血流障害」が関係していると考えられています。
⚠️ こんな症状が出たら要注意!
レッグ・ペルテス病の症状は、主に後ろ足の異常な動きとして現れます。以下のような行動を見かけたら注意が必要です。
🐾 主な症状チェック
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片足をかばうように歩く・引きずる
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後ろ足を着地せず、浮かせたままにする
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股関節を触ると嫌がる、痛がる
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足を動かすと「ギクッ」としたり動きがぎこちない
💡初期は軽い跛行(はこう:足を引きずること)から始まりますが、進行すると歩けなくなることもあります。
🐕 小型犬の子犬に多い病気
レッグ・ペルテス病は、生後5〜12ヶ月の成長期の小型犬に多く見られます。
✅ かかりやすい犬種の例
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トイ・プードル
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ヨークシャー・テリア
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チワワ
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ポメラニアン
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マルチーズ など
🧬 遺伝的な要因が関わっているとも言われていますが、詳細はまだ不明です。
💊 治療法:早期発見が回復のカギ!
この病気は、自然治癒が難しく、基本的には**外科手術(骨頭切除術)**が選択されることが多いです。
🩺 主な治療法
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【初期段階】痛み止めや安静による経過観察(症状が軽い場合のみ)
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【進行例】壊死した骨頭を切除する手術(骨頭切除術)
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手術後は、リハビリ運動や**物理療法(マッサージ・水中歩行など)**で筋力を回復
🐾 多くの犬は、手術+リハビリで元気に歩けるようになります!
🛡️ 予防のポイント:早めの気づきが何より大切!
レッグ・ペルテス病は、予防が難しい病気ですが、早期に気づいて治療を行うことで、後遺症を最小限に抑えることができます。
👀 飼い主さんができること
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子犬の歩き方や立ち方をよく観察する
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足をかばったり、急に歩かなくなったらすぐ動物病院へ
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遺伝の可能性がある犬種では、定期的な股関節チェックがおすすめ
🌟 まとめ:歩き方の変化を見逃さないで!
レッグ・ペルテス病は、命に関わる病気ではありませんが、放置すると一生歩行に支障が出ることもあります。
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