犬が人を追いかける行動には本能的な理由があります。危険を防ぐために知っておきたい心理としつけのポイントを紹介します。
犬が逃げる人を追いかけるのはなぜ?
散歩中や公園で、犬が走る人を追いかけてしまう場面を見たことはありませんか。突然追われると怖いものですが、犬にとっては必ずしも攻撃の意思があるわけではありません。多くの場合、犬の本来の習性や本能が関係しています。
主な理由は2つの本能的行動
動くものを追う習性
犬は「動いているもの」に強く反応する動物です。これは遊びの延長でもあり、ボール投げやフリスビーが好きな犬が多いのも同じ理由です。
例えば、人が走り出すと「一緒に遊んでいる」と勘違いし、追いかけてしまうことがあります。特に子どもの素早い動きは刺激になりやすく、反応が強く出る傾向があります。
狩猟本能による反応
犬の祖先は群れで狩りをして生活していたため、「追いかける→捕まえる」という本能が備わっています。この名残によって、小動物だけでなく走る人や自転車などにも反応することがあります。
猟犬系の犬種や運動能力の高い犬ほど、この本能が強く出やすい点も特徴です。
放置すると危険な理由
この行動をそのままにしておくと、思わぬ事故につながる可能性があります。
- 通行人を驚かせてしまう
- 車や自転車を追って飛び出す
- 転倒や接触事故の原因になる
また、追いかけることで犬自身も興奮しやすくなり、コントロールが難しくなることもあります。
飼い主ができる3つの対策
① 追わせない環境を作る
まず大切なのは、リードをしっかり持ち、急な飛び出しを防ぐことです。首輪やハーネスのサイズが合っているかも日頃から確認しましょう。
特に人通りの多い場所では、短めにリードを持つことで安全性が高まります。
② コマンドトレーニングを行う
「マテ」「ツケ」「ダメ」などの基本コマンドを身につけることで、興奮した場面でも行動をコントロールしやすくなります。
最初は静かな環境で練習し、徐々に外でもできるようにステップアップするのがコツです。
③ 注意を別の対象に向ける
人や動くものに意識が向く前に、おやつやおもちゃで気を引く方法も効果的です。
タイミングは「反応する前」が重要で、吠えたり走り出した後では逆効果になることもあります。
逃げる側として気をつけたいこと
もし犬に追われそうになった場合は、慌てて走らないことが大切です。ゆっくり距離を取り、刺激しないように落ち着いて行動しましょう。
急な動きは犬の本能をさらに刺激してしまうため、状況を悪化させる可能性があります。
【まとめ】
犬が逃げる人を追いかけるのは、「動くものを追う習性」と「狩猟本能」による自然な行動です。しかし、人と暮らす環境では放置できない問題でもあります。
日頃からのトレーニングと安全管理によって、事故やトラブルは十分に防ぐことが可能です。愛犬の本能を理解しながら、安心して過ごせる環境を整えていきましょう。
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